近ごろ往生際の悪い人たち
2010-02-03


言うまでもなく、小沢幹事長と朝青龍関だ。
顔つきも、どことなく似ているが他にも共通点は多い。何しろ、片や民主党大躍進の立役者、言わすと知れた大政治家であり、片や優勝回数25回を誇る大横綱だ。ご両人とも強い意思と行動力が体からほとばしっているかの様に見える。
しかし、成功と過剰な自負は、時として人間を変えてしまう。青雲の志を抱いて純粋に未来に向かっていた頃のご自分たちが今を見たら、いったい何を思うだろうか。
これは成功していない人を含め誰にでも当てはまる事ではあるけれど。
ともあれ、確固たる社会的地位を築いた人たちには、その地位・収入と引き換えに責任ある行動が求められるのは当たり前の話で、行動規範となるのが「名誉」や「プライド」なのではないか。
自らの言動に責任を持たす釈明もせずに、ただ意固地になるだけでは、先人から受け継がれた、その地位だけに与えられた名誉を汚すばかりだ。

と考えていたら、この期に及んでの相撲協会の「事件は実は起きていなかった」工作。
どうやら、横綱だけではなく、協会自体が行動規範を無くしてしまっているようだ。
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