教育改革するというなら
2006-10-17


まず文部科学省の頭の中身からでしょう。
昔から陰湿なイジメが常に社会問題として議論されて来た中、同省の統計によれば
イジメが原因で自殺した児童/生徒の数は、この約10年間
ずっと0なのだそうだ。
開いた口が塞がらない思いをすることは決して少なくないが、
これ程唖然とさせられたのも久しぶりだ。
この事実だけを見ても、教育現場を荒廃させる「権威主義」「事なかれ主義」の
元凶が文部科学省なのだということが実に鮮やかに解る。

安倍氏は新政策の目玉の一つに教育改革を揚げているが、教師への締め付け強化と
教育基本法の改悪で生徒に愛国心を強要することがその柱だ。
又、小泉政権から始まった教育現場への付け焼き刃の競争原理の導入は
今や公的教育基盤を崩壊させようとしている。

この上、政府と役人が一丸となり、何の反省もなしに全ての責任を現場の先生と家庭に
押し付け、それを「改革」だと称して胸を張るとは、何たることだ。
[政治]

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