2006-02-09
今国会で皇室典範改正法案をどうするとか、マスコミを筆頭に
論議が盛んだが、そんなことより遥かに大事な論議を忘れていませんか。
小泉改革の本丸として、事ある毎に「改革の成果」として強調されて来た
道路公団民営化論議の結末だ。
7日に国交省の諮問機関である国幹会議なるものが開かれ、
地方の利便(?)の為に3/4も国税を投入する新直轄方式の対象を
新たに7区間追加し、あまつさえ、根本的に作る意味を見直すはずの
「抜本的見直し区間」についても着工中止となった区間など一つもなく
着工あるいは着工先送りと勝手に決定してしまった。
結局、「作ると決めた道路は何が何でも作る」という結論が最初から
決まっていた訳で、こんな結末が「改革」である筈がない。
大衆に対する改革者としてのパフォーマンスだけで、真の改革など
主導する気のさらさら無い「小泉改革」の実態とは、こういうものだ。
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